前にも少し話しをしましたが、
- タンパク質
- 脂質
- 糖質
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
の6大栄養素のバランスが整っていると、
美しく健康な体
になるのですが、現代人のお多くは、このバランスが崩れています。
いつと比べてバランスが崩れているのかというと、
戦前と比べてです。
なぜ戦前と比べるかと言うと、
戦前に日本人には
肥満の方はほとんどいなかった。
アトピー、アレルギーの方はほとんどいなかった。
糖尿病の患者数が全然少なかった
等、いろんなデータが残っているからです。
という事は、今と昔(戦前)とで、
何かが変わって
こんな変な病気が出てきたという事になります。
何が変わったのかって言うと、
6大栄養素の六角形のバランスです。
厚生労働省のホームページ等(インターネット)で調べると、過去から今までの日本人の食生活を調べる事ができますが、それらの資料からも今と昔を比較すると、その変化もわかると思います。
【脂質】
戦前の脂質の摂取量を1とした時、今は4.5倍です。
【糖質】
糖質でもある、炭水化物の摂取量は
昔とそんなに変わまってません。
なのですが、実は問題があります。
炭水化物の区分けの仕方です。
例えば、「おにぎり」等が
「炭水化物」の枠に入ってなないのです。
「おにぎり」は「加工食品」に入っていたりするんです。
だから、実はもっと増えてるはずなのに、「全然昔と変わらない」というデータがあります。
本当はもっと増えてるはずなのですが。
さらに問題があります。
糖質は、炭水化物だけではありません。
糖質の中には、砂糖、果糖、ブドウ糖、液糖などが含まれます。
そして、この砂糖の消費量が、
それはそれは驚くべき量に増えてることがわかってきました。
例えば、明治の始め頃、日本人が食べていたお砂糖の量は、
一人平均1年間に1Kgの砂糖を摂っていました。
ネットで「砂糖1キロ」で検索すると、こんな風に1Kgが袋に入ったものなどが簡単に出て来ます。
この量です。
それに対し、近年1年間で皆さんが食べた砂糖の量は、
一人平均1年間、19Kgです。
つまり、明治の始めの頃と比べると
19倍です!
しかもこれ、日本人の平均です。
スイーツ好きな人でしたら、
20~30倍いってる人もいらっしゃるかもしれません。
そして、後で説明しますが、これ(一年で平均19倍の砂糖の摂取量)が
大問題になってるという話です。
そしてビタミンとミネラルと食物繊維に関してですが、日本人の野菜の栄養価が減っているっていう事を日本が国として発表しています。
これは後で説明します。
【タンパク質】
タンパク質では2つ問題点があります。
【問題その1】
タンパク質に関しては、昔から摂取量が変わっていない。
もともと日本人の食生活ではタンパク質の量を摂れてなかったので、タンパク質は特に増やした方が良かったのですが、結局、昔くらべて摂取量は増えてません。
【問題その2】
もともと日本人は大豆とお魚で体を作って来ていたのですが、食生活が変わり、お肉が増えました。
お肉が増えること自体悪い事じゃないのです、ただし、
食物繊維が減ってお肉が増えてる
というのがやっかいなんです。
繊維が減ってお肉が減ると、
お腹の中でお肉が腐敗しまします。
つまり「腐る」ということです。
結果、悪玉菌が大発生
↓
悪玉菌の毒素によって腸のまわりがボロボロになる
↓
免疫が下がる、アレルギーはひどくなる、精神疾患になる等、
イロイロな事に関係してきたことがわかってきました。
タンパク質摂取の状況(食生活)が変わり、腸内環境が悪化する事によっていろんな病気が発生しているということです。
まとめ
現代の日本人は戦前と比べて6大栄養素のバランスが崩れてる。
【戦前と比べる理由】
戦前には日本人には肥満、アトピー、アレルギー、糖尿病の患者数が全然少なかった
つまり、栄養のバランスの悪さが美容と健康に悪影響を及ぼしている。
【脂質】
戦前の脂質の摂取量を1とした時、今は4.5倍。
【糖質】
明治の始めの頃と比べると(平均)19倍!
しかもこれは日本人平均なのでスイーツ好きな人の場合、
20~30倍いってる人もいるかもしれない。
そして、これが大問題になってる。
ビタミンとミネラルと食物繊維は、日本の野菜の栄養価が減っているため、摂取量が低い。
【タンパク質】
タンパク質では2つ問題点がある。
【問題その1】
昔から摂取量が変わっていない。
【問題その2】
食生活が変わり、お肉の摂取量が増え、結果、腸内環境の悪化を招いている。
お肉を摂っているのに、食物繊維の摂取量は少ないと、お腹の中でお肉が腐敗、悪玉菌が大発生、様々な病気の原因になる。